この記事の前提
IPAの中小企業向けガイドラインでは、情報セキュリティ6か条にバックアップの取り組みが含まれています。
第4.0版の発表では、「バックアップを取ろう」が追加されたことや、自社診断項目の更新が説明されています。
高度なセキュリティ診断ではなく、失うと業務が止まるデータと復元手順に絞ります。
よくある詰まり方
- クラウドに入っているから大丈夫だと思っている
- 誰が復元できるかを試したことがない
- 会計、顧客、販売データの置き場所が人によって違う
この話の要点
バックアップは「ある」と思っていても、復元したことがない会社は少なくありません。いざという時にログインできない、保存先が分からない、最新データではない。そこで初めて止まります。
小さな会社では、全システムを一気に整えるより、業務が止まるデータから順番に見る方が現実的です。会計、顧客、販売、仕入、給与。このあたりが候補になります。
手元で見るポイント
1. 止まると困るデータ
会計データ、顧客名簿、販売履歴、仕入先リスト、給与資料。失うと翌日から困るものを先に拾います。
2. 保存先と権限
クラウド、外付けドライブ、PC内フォルダ。保存先だけでなく、誰が入れるか、退職者の権限が残っていないかも問題になります。
3. 復元できる人
バックアップを取る人と、復元できる人は同じとは限りません。担当者が休みの日でも戻せるかを、短い手順書で残しておくと安心です。
4. 半年に一度の復元テスト
取れているはずのバックアップも、復元できなければ意味が薄くなります。小さなファイルでよいので、定期的に戻せるかを試します。
比較で外せない点
- 止まると困るデータを一覧にしているか
- バックアップの保存先と頻度が分かるか
- 復元できる担当者が複数いるか
- 退職者や外部業者の権限が残っていないか
- 復元テストの日付が残っているか
- クラウドサービスの解約や支払停止時の扱いを把握しているか
検討しやすい領域
バックアップは、料金よりも復元できるかが大事です。クラウドバックアップやID管理ツールを見るなら、保存先、権限、復元手順、テスト履歴まで残せるかが判断材料になります。
参照した公式情報
BOXIL SaaS
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